代表的な医療団体(日本医師会ほか)

政府の医療政策に注文を付け、時には激しく対立するのは日本医師会(以下、日医)だけではありません。その他にも医療従事者で攻勢される様々な団体が、自分達の主張を実現させるため、行政や政党、政治家への要望を行い、国民に呼びかけて運動を展開しています。

医療や社会保障の充実という総論では、各団体とも共通しているものの、医療費の配分、施設の基準、職種ごとの業務の範囲などでは意見が対立することもしばしばです。保険診療に携わる医師、歯医者さんで作る「保険医協会」と、その集まりである全国保険医団体連合は、会員の日常診療や経営サポートのほか、政策的な主著欧を活発に展開しています。

全国医師連盟は、日医が開業医の意向を重視しがちなことを背景に2008年、勤務医を中心に結成され、労働条件や診療環境の改善を求めています。日本眼科医会、日本産婦人科医会といった診療分野ごとの現場の医師の団体も、学会とは別に存在してます。日々の診療や学会で医学知識やスキルをアップデートするだけでなく、これらの活動も行わなければならないのは大変ですね。

病院の団体は、診療報酬などを巡って日医と厳しく対立することもあります。有力なのは日本病院会、日本精神化病院協会、日本医療法人協会などです。日本薬剤師会や日本看護協会などのように職種ごとの団体も多数あり、会員の知識や技術の向上のほか、政策要求もしています。